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【倭(わ)の国は遥かなり】

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この小説は、【謎の小説家未来狂冗談ミラクルジョウダン)】の作品です。
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====(日本史異聞シリーズ)=====
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うその中の真実
飛鳥時代へのなぞ

倭(わ)の国は遥かなり


未来狂 冗談 作

No.001--00/00/00--(サンプル)

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【あらすじ】

 

昔、朝鮮半島から西日本にかけて存在したのは、倭(わ)の国である。

 けして、日本国や韓国(朝鮮国)ではない。

 これが証明できれば、日韓は遠い昔「同胞」だった。

 遠い祖先の血がお互いに呼び合って、一組の男女に愛が芽生えた。

 しかし、それは苦難の道だった。


【この作品のセールスポイント 】

 冗談小書店日本史異聞シリーズ

作品リスト(短編)
第一弾・ 「青い頃・秋から冬へ」・・・・・・・・・HP無償公開中
第二弾・ 「楢山が見える」・・・・・・・・・・・・・・HP無償公開中
第三弾・ 「我にしてこの妻あり」・・・・・・・・・・HP無償公開中
作品リスト(長編)
第一弾・ 「たったひとりのクーデター」・・・・・冗談小書店発刊中
第二弾・ 「仮面の裏側」・・・・・・・・・・・・・・・・HP無償連載中
第三弾・ 「冗談 日本に提言する」・・・・・・・冗談小書店発刊中
第四弾・ 「八月のスサノオ伝説」・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第五弾・ 「侮り(あなどり)」・・・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第六弾・ 「茂夫の神隠し物語」・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第七弾・ 「鬼嫁・尼将軍」・・・・・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第八弾・ 「倭(わ)の国は遥かなり」・・・・・・・冗談小書店発刊中
第九弾・ 「電脳妖姫伝記・和やかな陵辱」・・某出版社応募中
第十弾・ 「夜鳴く蝉・葉月」・・・・・・・・・・・・・・HP無償公開中
第十一弾・「蒼い危険な賭け・京香」・・・・・・・・HP無償連載中
第十二弾・「夢と現の狭間に有りて」・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第十三弾・「皇統と鵺の影人」全四巻・・・・・・・HP無償公開中

の中から未来狂 冗談(ミラクル ジョウダン)が、

「日本史異聞」として歴史大河推理小説に構成しなおして挑みます。
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この日本史異聞シリーズの中で、主人公の小説家「茂夫」は、

日本の歴史の転換期に大きくかかわる、

国民に人気が高い三人の人物たちに、

見事に共通する、二つの定義じみた事がある事に気付いた。

ひとつは、三人の何れもが、新生日本のきっかけは作り上げたが、

その政権基盤の完成を目にしていない事である。

そして今ひとつは、

何れもが少数の供回りの防戦の中、自刃により落命している事である。

源義経・・・衣川館の包囲自刃である。(供回り数十名)

織田信長・・本能寺の包囲自刃である。(供回り数十〜三百名)

西郷隆盛・・城山の包囲自刃である(供回り四百名)

この結果の意味するものは、何で有ろうか?

この作品「日本史異聞」は、六部作シリーズの作品で、

(第一章・八月のスサノウ伝説)、(第二章・倭の国は遥かなり)、

(第三章・鬼姫、尼将軍)、(第四章・茂夫の神隠し物語)、

(第五章・侮り)、(第六章・たった一人のクーデター)、

以上の順番で読むと、一つの大きな日本の歴史の流れに成っています。

(勿論、別々の作品として、違う内容の書き方で、

独立もしていますので、念のため・・・。)

        では、お楽しみください。

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【 これからの展開】

第一話(始めて訪れた場所)

第二話(きっかけ)

第三話(説得一日目・倭国とは)

第四話(説得二日目・狗奴国)

第五話(説得三日目・大和朝廷)

第六話(説得四日目・仏教で争う)

第七話(アボジ・オモニ)

第八話(説得五日目・大化の改新)

第九話(説得六日目・天武天皇)

第十話(説得七日目・忘れしもの)

第十二話(別れ)

第十三話(時は流れて)

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うその中の真実
--------飛鳥時代へのなぞ


  ◆倭(わ)の国は遥かなり◆

   第一話(始めて訪れた場所)


朝鮮半島と日本列島の間には、海峡が在る。

現在では、この海峡が国境となり、半島と列島は隔てられている。

一体この国境、いつ頃出来たのだろう。


私は大岡茂夫と言う「物書き」である。

「物書き」と言っても、大層なものではなく、

さえない本業の傍ら、小説を書いて居る。

私には、学生時代からつい最近まで、

私の人生と伴に刻んだ、ある数奇で運命的な物語がある。

それは、国境を越えた中々にロマンチックな話しである。

それを、此処では書く事にした。


「茂夫にはまだ見ぬ娘が居る。」と言っても、血を分けた実の子ではない。

正確には、娘とも思える存在と言う事だ。

今日、その子に会いに空路京城(ソウル)に着いた。

茂夫にとって、此処京城(ソウル)は懐かしい街である。

だが、すっかり近代的に変わって、昔の面影は、どこにも無い。

入国手続きも、煩わしさは消えていた。

今は人ごみの流れに押されて、

押し出される様に、空港の通路を歩いて居る。

居た、居た、・・・・・・。

あの送迎ゲートの脇で、

私に向かって手を振っている娘が、おそらく当人だろう。


今からざっと三十八年ほど前、大学生だった茂夫は、

その年、戦後二十五年ぶりにやっと再開した

韓国と日本を繋ぐ海のルート

「関釜フェリー(戦前は、関釜連絡船)」に乗って、初めて韓国に渡った。

後で考えると、この海上ルートこそ数々の歴史のロマンに彩られた、

「悠久の海路」だったのだが、

その時はまだそこまでの考えには至らなかった。

唯、船旅の景色を楽しんでいた。

いずれにしても、平和日本で二十歳過ぎまで育った茂夫は、

そこで、大きなカルチャーショックに出会ったのだ。


在籍していた大学の「海外派遣団募集」に応募して、

後から聞くと十七倍の競争を運良くすり抜けて、

総勢三十五人ほどの派遣団の一員に加わる事になった。

おまけに四年生の最高学年が七人しか居なかったので、

学生副団長の肩書きまで付いた。

為替レートが一ドル三六〇円の固定時代だったから、

派遣団に対する大学の負担も大きかったらしいが、

貧乏学生三十人に、引率五人をつけて、何とか送り出してくれた。

府中市で3億円強奪事件のあった年で、

この年、ようやく東名高速道が開通していた。

出発まで僅か一月程の準備期間であるが、

毎日特別授業を四時間受け、簡単な会話と韓国の基礎知識、

歌などを覚えてからの出発である。

期間は二週間と短いが、

当時としては「予算が目一杯」と言う事であった。

海外に行くと言っても隣の国で、

今日では「一寸とそこまで」の気分であるが、

当時は今ほど簡単ではない。

特別授業の傍ら、六月一杯かけてパスポートの取得、

ビザ(査証)の受領と不慣れな事に忙しかった。

七月の夏休みに入って、

キャンパスのせみの声を聞きながら結団式を行い、

茂夫はようやく船上の人と成ったのである。

当時は現地の三十八度線が、相当に緊張している時だった。

北からの進入工作員との銃撃戦のニュースも頻繁に流れたりして居て、

入国審査も張り詰めた空気の中で、とても浮かれた気分に成れなかった。

釜山港(プサンハン)に降り立った時の事は、

今に思うとあまり覚えて居ない。

やたらに、「兵隊の姿が多かった」と言う印象が強い。

前もっての注意で、

反日感情が強いので言動には特に注意を払うように言われ、

脅されても居た。

したがって、全員緊張しての韓国入りだったのである。

観光バスをチャーターして、京城(ソウル)に向かった。

現地添乗員のほかに、女性バスガイドが同乗したのだが、

最初から反日感情あらわで、少しアクセントのおかしい日本語で、

日帝(日本帝国)統治時代の悪行を捲くし立てていた。

当時三十歳くらいの女性ガイドは、子供の時、

祖国が真二つになって戦った「朝鮮動乱」を経験、

徹底した「反共・反日教育」で育って居た。

それに引き換え、

どうやら韓国人言う所の加害者である日本の、戦後生まれの学生は、

「朝鮮併合」を、簡単に「歴史の一コマ」としてしか教わってはいず、

その認識に大きなギャップを感じた。

同時に、その反日感情にへきへきとした。

処がその反日ガイドと、茂夫が個人的に話して見て驚いた。

やさしい「お姉いさん」なのだ。

人間としての日本人を、頭から嫌っている訳ではない。

話している事の正否はともかく、むしろ韓国人の思いを、

我々に「知って帰って欲しい」と言う使命感に燃えて居たのだ。

今思えば、観光旅行の側面も強いが、

入国当日の夜は、慶州(キョンジュ)で一泊した。

ひなびた昔風の旅館で、

床がオンドル(暖房用に下に熱気が通る)に成っている他は、

修学旅行用の日本の安宿と変わりは無い。

しかし、着いて直ぐ旅館に「かんづめ」になり、

当時の韓国の実情を知った。

遅い到着に、待ち構えたように食事が出たのだが、

「旅館から一歩も出るな」と、現地の添乗員に念を押された。

夜間下手に出歩くと不審者(北のスパイ)として、

「軍隊に拘束される」と言う。

朝鮮動乱から東西冷戦の緊張のさなか、

「夜間外出禁止令」が発動されていて、

夜十二時以降に歩いていると、射殺される恐れが有ると言う。

好奇心旺盛な学生共の、個人探検の夢はもろくも絶たれた。

翌日は、慶州の宮廷跡や寺院などの名所を見て回った。

真夏の韓国は、何処に行っても日本の盆地の気候のように、

昼と夜の温暖の差が激しく、厳しい風土が、感じられた。

観光バスの車内も、旅館の客室も、猛烈な蒸し暑さに見舞われる。

まだ、エアコンの普及など日本でも先の事で、

バスから降りたら、木陰に逃げ込むのが、癖になった。

慶州は百済(くだら)王朝時代からの韓国の古都で、

日本の京都に当たるとして、

「韓国の歴史に触れ、韓国を知る」と言う名目であった。

確かに日本の仏教文化は、

「この半島を経由して伝来した」と確信するほど、

奈良・京都のそれと似ていた。

この見学の最中も、

「この文化財は日帝に破壊された」式の説明が付いて回った。

その日も慶州に泊まったが、相変わらず旅館に「かんづめ」である。

翌朝、完成して間もないと思われる立派な高速道路で、

バス走行しながら説明を受けた。

所々、中央分離帯がないのだ。

非常時に、「軍用飛行場代わり」にする為だと言う。

幹線道路警備の為か、やたらに兵隊の姿を見る。

「やはり国情が違うのか」と、思い知った。

釜山(プサン)からこっち、

車窓から見える山々が禿山ばかりなのでガイドに聞くと、

朝鮮動乱の戦火被害と、

その後の復興で伐採されて哀れな姿に成ったと言う。

炊き付け燃料にでもしたのか、

雑木まで無い荒涼とした低い山々の風景が、京城(ソウル)まで続いた。

今思えば、懐かしく愛しい景色である。

京城(ソウル)滞在中は、南大門(ナンデーモン)商店街など、

比較的自由に出かける事が出来たが、夜間外出禁止令や、

板門店(パンムンチョン)の軍事境界線の緊張は、さすがであった。

現在の板門店は韓国軍が警備しているが、

この頃の韓国側軍事境界線は、米軍が守っていた。

見学記念の記念写真は米兵とである。

京城(ソウル)では、

京城外国語大学の大学生(テイハクセン)と交流した。

こちらの付け焼刃の韓語(ハングル)に辛抱強く付き合い、

習い覚えた日本語とで、

アルマイトの湯沸し(ヤカン)で直接暖めた

「どぶろく」の様なマッカリ(まっこり)酒を飲み交わし、

青春を語り合った彼らに、敵意は感じなかった。

前向きで礼儀正しく、まじめな素顔が見て取れて、

茂夫にして見ると、東京の大学生活で羽を伸ばしていた自分を、

恥ずかしくさえ思った。

若い世代の彼らは、むしろ此れからの北の進攻と、

差し迫った「徴兵」を恐れて居て、日本の学生の安穏さを、羨んでいた。

そこには、日本人と何も変わらない等身大の若者が居て、うれしかった。

毎晩、尽きる事のない若者の交流が、

湯飲み茶碗に注いだマッカリ酒の乾杯(カンペイ)と伴に交わされ、

おひらきは常に日本万歳(ばんざい)、

コウリア万歳(マンセィ)のエールで締めくくる

精一杯のもてなしを受けた。

この若者達がリーダーに育つ頃には、

対日感情や日韓関係も「少しは良くなるか」と期待したが、

その期待に達するまで、さらに三十年の月日を要するとは、

国際関係は難しいものである。


戦後の開放から六十年が経過しょうと言う所まで来て、

漸く日本と韓国の間は、「一般大衆の間」で、

文化を通じて少しずつ関係が良く成って来た。

  喜ばしい限りである。

韓国では、やっと公に解禁となった「日本の音楽」が、

若者達の間で大ブームであると言う。

日本では、韓国のTVドラマがものすごい人気で、

おばさま達の間で、「**様」ブームが社会現象に成っている。

彼女たちは、「日帝統治時代」を知らない戦後世代で、

過去の差別的思想教育を知らないで育っている。

戦後も、早六十年を経ていた。

韓国では、日本からの観光客が、急増している。

主役の男性俳優に、

日本のおばさまが、「胸をときめかせた」と言うのである。

当たり前である。

互いの血が、懐かしいのである。

現在の国境や言語はともあれ、歴史的には

明らかに、同胞なのだ。

しかし、日韓いずれの国民も、それを信じようとはしない。

茂夫が、同胞だと考える様に成ったのはある難問に遭遇し、

その解決の為にいろいろ調べ、悩んだ結果である。



  --------------------第二話(きっかけ)に続く



---------------------To be continued ....


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第二作◆ **** 連載中・第一話〜連載公開中

蒼い危険な賭け・京香

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第三作◆ **** 連載中・第一話〜連載公開新春開始

仮面の裏側・ナナ

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