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この小説は、【謎の小説家未来狂冗談(ミラクルジョウダン)】の作品です。
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☆ペンネーム未来狂冗談(Miracljoudan)の由来は、「悪い未来に成った事は冗談ではな無い」と思う気持ちからです。
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====(日本史異聞シリーズ)=====
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「小説・怒りの空想平成維新」
◆たったひとりのクーデター◆
---No.001--00/00/00--(サンプル)
未来狂 冗談 作
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国が新しい歴史を創る事に行き詰まると、
かならず独裁者が表れ、軍隊の活用を始める。
独裁者は、類いまれな演技者であり、
民はそのパフォーマンスに惑わされる。
時間を与えるほど、独裁者の権力は強くなる。
この時の政府の発表ほど信用出来ない物はこの世にはない。
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【あらすじ】
ある日突然、インターネット上に出現した短編小説は、
日本の現状を救う恐るべき提案小説だった。
その小説には、現在の日本に当てはまる真実の警告があった。
迫り来る究極のリセットには二つの選択肢が・・・・・・
行政改革はこの官僚対策で成し遂げられる。
若者が立ち上がり、アクセス数が急増し、
中小企業家も支持を始める。
やがて、政治家が動き、政変が始まる。
郵政民営化とペイオフの裏側には、隠された驚くべき政府の陰謀があった。
テレビ局の女性レポーターと男性記者が、謎の原作者を追う。
日本に政変を起こす程の提案とはいったい何なのか、
そして、原作者は・・・。
人々の未来の為に今なす事は・・・。
【この作品のセールスポイント 】
冗談小書店日本史異聞シリーズ
【作品リスト(短編)】
第一弾・ 「青い頃・秋から冬へ」・・・・・・・・・HP無償公開中
第二弾・ 「楢山が見える」・・・・・・・・・・・・・・HP無償公開中
第三弾・ 「我にしてこの妻あり」・・・・・・・・・・HP無償公開中
【作品リスト(長編)】
第一弾・ 「たったひとりのクーデター」・・・・・冗談小書店発刊中
第二弾・ 「仮面の裏側」・・・・・・・・・・・・・・・・HP無償連載中
第三弾・ 「冗談 日本に提言する」・・・・・・・冗談小書店発刊中
第四弾・ 「八月のスサノオ伝説」・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第五弾・ 「侮り(あなどり)」・・・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第六弾・ 「茂夫の神隠し物語」・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第七弾・ 「鬼嫁・尼将軍」・・・・・・・・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第八弾・ 「倭(わ)の国は遥かなり」・・・・・・・冗談小書店発刊中
第九弾・ 「電脳妖姫伝記・和やかな陵辱」・・某出版社応募中
第十弾・ 「夜鳴く蝉・葉月」・・・・・・・・・・・・・・HP無償公開中
第十一弾・「蒼い危険な賭け・京香」・・・・・・・・HP無償連載中
第十二弾・「夢と現の狭間に有りて」・・・・・・・・冗談小書店発刊中
第十三弾・「皇統と鵺の影人」全四巻・・・・・・・HP無償公開中
の中から未来狂 冗談(ミラクル ジョウダン)が、
「日本史異聞」として歴史大河推理小説に構成しなおして挑みます。
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この日本史異聞シリーズの中で、主人公の小説家「茂夫」は、
日本の歴史の転換期に大きくかかわる、
国民に人気が高い三人の人物たちに、
見事に共通する、二つの定義じみた事がある事に気付いた。
ひとつは、三人の何れもが、新生日本のきっかけは作り上げたが、
その政権基盤の完成を目にしていない事である。
そして今ひとつは、
何れもが少数の供回りの防戦の中、自刃により落命している事である。
源義経・・・衣川館の包囲自刃である。(供回り数十名)
織田信長・・本能寺の包囲自刃である。(供回り数十〜三百名)
西郷隆盛・・城山の包囲自刃である(供回り四百名)
この結果の意味するものは、何で有ろうか?
この作品「日本史異聞」は、六部作シリーズの作品で、
(第一章・八月のスサノウ伝説)、(第二章・倭の国は遥かなり)、
(第三章・鬼姫、尼将軍)、(第四章・茂夫の神隠し物語)、
(第五章・侮り)、(第六章・たった一人のクーデター)、
以上の順番で読むと、一つの大きな日本の歴史の流れに成っています。
(勿論、別々の作品として、違う内容の書き方で、
独立もしていますので、念のため・・・。)
では、お楽しみください。
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【 これからの展開 】
第一話 プロローグ (突然の始まり・美沙子)
第二話 問題の小説(その一、ある出来事)
第三話 問題の小説(その二・歴史の意味)
第四話 問題の小説(その三・選択)
第五話 問題の小説(その四・常識の危さ)
第六話 問題の小説(その五・政党分裂)
第七話 問題の小説(その六・連立)
第八話 美沙子の仕事(真実)
第九話 問題の小説(その七・作者)
第十話 問題の小説(その八・からくり)
第十一話 問題の小説(その九・言い分)
第十二話 問題の小説(その十・責任)
第十三話 問題の小説(その十一・方法)
第十四話 三島の仕事(政変の影に)
第十五話 政府の陰謀(ペイオフ)
第十六話 決着(希望の明日に)
第十七話 エピローグ(全て幻)
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「小説・怒りの空想平成維新」
◆たったひとりのクーデター◆
第一話 プロローグ (突然の始まり・美沙子)
冷たい冬が終わりに近付くと、大気が逆巻き荒れ狂う時が来る。
春を迎える為の嵐である。
この嵐を経たないと、暖かい春はこない。
何度目かの嵐の後、春は満開の花達と伴に我々の元にやって来る。
自然の季節は、当たり前の様に移り変わっても、
日本国民の春は、近頃、久しく見掛けた覚えがない。
政治家・役人は腐敗し、少子高齢化社会は迫っている。
今、日本は冬の時代を過ごしている。
そう、余りにも長過ぎる冬の時代だ。
春を迎える為の嵐は、誰かが起こさなければならない。
ある日突然、小さなそよ風が吹き、それがやがて大きな嵐になり、
日本に春をもたらす。
そうした春の予感は、すぐ近くまで、訪れているのかも知れない。
この物語のよ様に・・・・。
私は大岡茂夫と言う「物書き」である。
本業の傍ら、日本の歴史を題材に小説を書いている。
と言っても、あまり売れては居ない。
今回の主人公は、茂夫と同じ団塊世代の男で有る。
物語を進行させる役は、娘の美沙子に廻ってきた。
この物語は、茂夫の知らない処で、
娘の美沙子に降りかかって、茂夫に断りも無く始まっていた。
最初は、チョットしたネットサイトだけのニュースだった。
それが、見る間に国をも揺るがす大事件に発展した。
日本の守り神「スサノウ」が、意外な姿で現れたのである。
茂夫は後で、美沙子から事の顛末を聞いただけで、
その渦中には居なかった。
しかしこの国にとって、余程差し迫った事態だったのだろう。
あのスサノウが、とうとう冬に現れたからだ。
朝七時五分、美沙子は足取り重く、局の入り口に向かっていた。
東京の冬の朝は寒いが、それより、
着ぶくれの季節の満員電車は女性には身に堪える。
いつもと変わらぬ都心の無言の雑踏が、そこにはあった。
ビルの谷の合間から覗く空は、街にのしかかる様に曇よりと暗い。
吹き付ける寒風は、少しや柔いでいた。
この時間帯、行きかう人は皆早足で、さながらアリの行列だった。
この、日本人の東京での朝の通勤風景は、初めて見る地方からの上京者や、
外国人には驚きの対象で、上京当初は美沙子も戸惑った記憶が有る。
今はそれにも慣れていた。
流れに乗っては居たが、美沙子の足の進みは重かった。
規定の出社時刻には、まだ少し間があった。
慌てないでも、充分に間に合う。
新米レポーターの美沙子は、近頃憂鬱な日々を送っている。
所属は社会部だ。
研修、育成教育と徐々に仕事を覚え、
本格的にテレビのレポーターの仕事を始めて、一年程経っていた。
無我夢中で始めた仕事も、近頃いくらか慣れてきていた。
昨日の夜は、職場の先輩に誘われて久しぶりに赤坂に飲みに出た。
東京の夜の顔は虚構に満ちている。
闇が辺りを隠し、ネオンの彩(いろどり)が寂しさを包み込み、
人々を一夜の夢に誘う。
大都会の繁華街は、明け方まで眠らない。
夜が白み、街の輪郭が朝日に染まる頃、
都会の一夜の夢はむなしい現実に晒されて、人々は我に帰る。
塵の舞い散る都会の朝の現実を、突き付けられるからである。
この所滅入っていたから、夕べは先輩が驚く程飲んだ。
一夜酒に紛れても、朝になれば変わらぬ日常で有る。
テレビ局務めは、学生時代からの憧れだった。
しかしこの御時世である、ご多分に漏れず狭き門で、大いに苦戦した。
運良く採用が決まったのは、面接での度胸の良さを買われての幸運だ。
それで静岡の親元を離れ、学生の延長そのままに東京に住んでいる。
しかし、この所つまらない仕事ばかり回って来る。
それが近頃の憂鬱の種だった。
笑う豚のレポートや涙する地蔵のレポートで、もっともらしくカメラの前に、
にこやかに立つ事に、いささか疲れていた。
笑いを取りたいだけの「際物(きわもの)・ネタ」ばかりなのだ。
後は、次々に起こる日々の事件現場に立つ事で有る。
それでも、それがメディアに身を置く美沙子の日常だった。
近頃、子供絡らみの事件や事故の暗いレポートが余りにも多いのも、
美沙子には辛い。
それが皆身勝手な理由ばかりで、恐ろしくさえある。
この社会的世情不安な世の中に、日本は何故成ってしまったのだろう。
暫く歩くと、目の前に局(本社)の建物の威容があった。
キー局の建物だけに、さすがに周囲を圧するような大きさである。
玄関には、顔見知りの守衛と受付がいた。
何時もの様に軽く会釈をして通り過ぎ、エレベターに乗った。
出勤時は、局の中も毎朝込む。
かき分け、押し出される様に何時ものフロアーに降りた。
社会部の入口の前まで来た時、デェスクの聞き慣れた声が聞こえた。
二十四時間、あらゆる通信手段の洪水の中、
起こり来る想定外の出来事から、取り上げるニュースは選択される。
デェスクの声は、常に喧騒の中にある社会部に負けない大声である。
「はい、大岡と言う娘を行かせますので。」
大岡は美沙子の名字である。
何か新しい仕事らしい、と美沙子はぼんやりと思った。
美沙子が自分の机に座らない内に、デェスクから声が掛かった。
丁度出勤用のバックを置いた所だ。
「大岡君、チョットと来て。」
受話器を下ろしたデェスクは、目ざとく美沙子の方を向いていた。
毎度の事ながら、イスに腰を下ろす間もない。
「チョット面白い話があるから」と言って、デェスクは美沙子を手招きした。
机の上に、パソコンからプリントアウトをしたらしい資料の束があった。
その束を両手で掴みながら、デェスクは言った。
「今度の仕事はこれ、読んで見て。」と言いながら、うんうんと頷いた。
心なし、やさしい目で美沙子を見ている気がした。
其れに気が付いた美沙子は少し緊張した。
「此れは、軽い仕事ではない」と、感じた。
デェスクの顔には何時に無い期待感が滲んでいたのだ。
美沙子が受け取ると、
「三件ばかり先生達にコメントを頼んである。」と言う。
「はい。」
まずは、プリントを読まないと状況が掴めない、
美沙子がデェスクに頭を下げ、机に戻ろうとすると、
「大岡君、一件目は今日の約束だから二時間で目を通して。」と、
デェスクはまくし立てるように一気に言った。
日常の仕事ぶりだが、スケジュールは毎度強引だ。
そのプリントの束を美沙子が携え、仕方なしに机に付く、
見ると、どうやら小説らしい。
少し堅い感じの文章が並んでいた。
題名は・冬の料理・とあった。
父茂夫の小説を散々読んでいたから、読むのは苦になら無い。
美沙子は給湯器まで行き、お茶を入れて来て傍らに置いた。
一口すすって、気合を入れた。
「オーイ、カメラ、写真班に空きはないか?」
美沙子が読み始めると、
デェスクは慌しく動いて連絡を始め、カメラマンの手配を始めた。
「空いている?良し、急ぎの取材だ、ぐずぐずするな、呼んで来い。」
どうやら、伊東さんが決まったらしい。
カメラを押さえて置かないと、話にならない。
伊東は三年ほど先輩の若手だが、美沙子には頼りになるカメラマンで、
現場でそっと教えられる事も多い。
同行するカメラマンが決まると、「大岡君と行け。」と指示して、
「エート、二時間後だ」と、付け加えた。
デェスクには、やる気になるほど言葉が前後する癖がある。
それを聞きながら、「へー気が乗っているんだ。」と美沙子は思いながら、
目の前の束に目を落とした。
そして小説の中へ入って行った。
オフィスの喧騒は、美沙子の頭からは遠退いて行った。
--------------第二話 問題の小説(その一、ある出来事)に続く
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◆第三作◆ **** 連載中・第一話〜連載公開新春開始
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